熱で焼く“窯”
「熱で焼く」とは、熱せられた“石”から発せられる輻射熱(※1)の遠赤外線効果(※2)を利用して焼くこと。
そうすることで、水分が必要以上に蒸発することが無く、外はこんがり・中はしっとり、もっちりに。
素材の風味をぎゅっと閉じ込めたおいしいパンが出来上がります。
※1 輻射熱とは・・・
遠赤外線の熱線で直接伝わる熱のこと。
高温の個体表面から低温の個体表面に、その間の空気その他の気体の存在に関係なく直接電磁波の形で伝わる伝わり方を輻射と呼び、太陽の自然な暖かさや、薪ストーブの熱、石窯の熱などもこれに当たります。
※2 遠赤外線とは・・・
赤外線の一種で、波長が長く、人間の目には見えない光線のこと。
赤外線の中では、遠赤外線が最も効率良く放射エネルギーを伝えます。

タカキベーカリーの“石窯”
その原理を利用したのが、タカキベーカリーの“石窯”。
熱したオイルで石板を加熱し、その上にパンを置いて焼き上げる方式で、
焼き床となる石板から発生した遠赤外線を天井が反射し、
熱で包み込むようにして焼き上げます。

石焼き芋や小石と一緒に炒られている甘栗と
同じ原理だよ!